最初はオリジナル卵スピーカーTGA-1B1(ビフレステック社製)を購入。その後、第二世代の卵スピーカーNH-W1(NHラボ社製)も購入。他のどのスピーカーにも真似出来ない広い音場感、自然な響き、抜きん出たボーカルの生々しい再生音に磨きをかける為、セッティングには気を使ってきたつもりでした。(アルミナと黒檀のスペーサーを組み合わせたり、点接点である半球体のブナ材を利用したり・・・etc.)
昨年の暮れにNHラボのセミナー会場(世田谷三軒茶屋)で初めて専用の吊りスタンドを拝見。
スタンドを介して奏でられるその”自然な美しい響き”に魅了され、「いつかは手に入れたい・・」と考えておりました。 そしてついにラボ様の温かいご協力により、2017年春に念願の゛専用吊りスタンド”を購入する事が出来ました!
私のセッティング方法は、付属のプラスチック製の台座とスピーカー本体を止めてあるネジを利用してスタンド上部の窪みに革紐等を介して固定します。卵スピーカーが”逆さ吊り”に状態になりますので、最初、視覚的な違和感がありましたが直ぐに慣れました。
さて肝心の音はと言うと、「なぜ最初から購入しなかったのだろう・・?」と後悔した程、期待以上の効果が現れました!!
一言で言うと「音が解き放たれる」感覚です。 音が軽々と出て、音場が更に広がり美しい音に変化しました。
周波数レンジが広がったような感じもします。
良く有る話ですが、愛聴ソフトを聞き直してその変化を楽しみました。
理想のスピーカーセッティングは、”空中に浮いている状態”と言われますが、吊りスタンドを利用するとスピーカーとの接点は革紐だけなので理想にかなり近い状態となります。
卵スピーカーの卓越した能力を引き出すには、”吊りスタンドは必須”と言っても過言ではありません。
逆に言えば、卵スピーカーは想像以上の潜在能力を秘めているように思えます。
私が購入した吊りスタンドは木製ですが、金属製のスタンドも用意されており、素材によって音質が違うのも興味深いところです。
現在卵スピーカーをお使いの方や新しく卵スピーカーの導入を考えられている方々には、専用吊りスタンドとの併用をご検討されることをお薦めします。
