The56 その3 ご案内

2022年9月30日リバイス

 

The 56は、ネット上でのオーディオ雑談会です。会議のアプリはZoomを使います。

元NHラボ代表中島平太郎がJASジャーナルに寄稿した記事の中から「良い音」 に関連した話題とキーワードをご紹介します。それらについての皆様の感想、解釈、提案、情報などをThe56でご紹介ください。

雑談の中から、皆様のオーディオライフへのヒントが得られることを願っています。

 

その第3回目を下記の内容で開きます。

 

日時: 2022年10月15日(土) 13:30~15:30(予定)

話題:「音との付き合い70年 ②NHK時代」 JASジャーナルVo.56, No.6  (2016) から抜粋した下記から

                 (太字は事務局が設定) 

    なおこの話題は2月18日に開催したThe56説明会で例として取り上げたものと同じです。ご了承ください。

     ***前略***

3. モニタースピーカの開発

  1.  一筆書きの特性

マイクの開発の折に制作した音響機器の自動測定装置は大変なすぐれもの。30 Hzから20 kHz までの周波数帯域を僅か1分足らずで掃引して出力音圧、振動板の振幅、高調波ひずみ、電気インピーダンスなどの特性を測定できる装置で、マイクやスピーカなどの開発研究に必須のものであった。この自動装置はその当時わが研究室にあるだけの希少価値の装置であった。               

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スピーカメーカやユーザーから、ある時は雑誌社から、試作品から内外有名スピーカまで、測定依頼が相次いだ。私達は労せずにいろんなスピーカの性能や機能の全貌を把握する機会に恵まれた。しかし半年を過ぎる頃から、贅沢な話ではあるが測定そのものは定形的な労力であるために研究者をその後も長く拘束できないであろう、その得失の合間で悩んだ。

 

<1つの試み> 

-本日の定例ティタイムに“一筆書きレース”を行います。奮って参加されたし。

レースの内容:測定を依頼されたスピーカを測る前に、みんなで「視て」「撫でて」「叩いて」その特性を予測する。ひとりひとりが一筆書きで予測曲線を描く。(図3)それぞれ予測曲線と今実測した曲線とを重ね合わせ、その差を求める。

レースの結果:その差の1番少ない人が本日のチャンピオンで「5時過ぎの酒付会合」でゲスト待遇する。もっとも差の大きい人は会の準備万端すべて取り仕切ること。

その結果は予想以上に好評。悔しがる人、喜ぶ人、予実の差の原因や追究に時を忘れて議論に花が咲いた。以後スピーカの定形的な測定が円滑にやれるようになっただけでなく、スピーカの動作解析や特性の改善にまで話が進んだ。

               

 

 

 

 

                                                       図3 実測データ(黒)と予測曲線(赤)

***中略***

低音スピーカの特性の実現 ― これが本開発の成否に係わるポイント

コーンの形状 ストレートコーン、コルゲーション使用

コーンの材料 特性の山谷のコントロール

この項目は解析にのらず定量化が難しい。勢い今までのキャリアにもとづく技術的勘で凌ぐ必要があるが、その補完として前項の一筆書きの知見が大きく役に立った。1回の試作でほぼ満足すべき特性がえられた。高音域スピーカとのすり合わせに微調整ですんだことは好運といえるだろう。

 

       

      ***中略***

  1. 商品の評価

一筆書きで修練したいろんな内外スピーカの音質と比べ今回開発商品化した型名2S-305 のモニタースピーカの音質は身びいきもあったろうが予想を超える音質レベルのもの。単に放送モニターとしてだけでなく、音楽愛好家の耳にも通用するかも知れない。ならばマイクの音質評価を優先した番組制作者だけに依頼するより、多くの音楽愛好家の評価を併行して実施することにした。

研究所の一般公開日を選んだ。内外で著名なスピーカ3種と開発品の4台をブラインドし、公開参加者に音質投票をお願いした。結果は全投票の過半数を新開発品が獲得した。

 

***後略***

キーワード例;

  • モニタースピーカ NHKモニターの特性。その後モニタースピーカ業界の変遷。

  • 測定周波数帯域 当時30Hz ~20KHz  現在は?

  • スピーカの振動振幅特性 

  • NHK技研へのスピーカ特性測定依頼

  • スピーカを測る前に、「視て」「撫でて」「叩いて」その特性を予測し、実測した特性と比較する。

  • (試聴結果と測定データから)スピーカの動作解析や特性の改善

  • コーンの形状や材質 特性の定量化

  • ブラインドテストによるスピーカ評価。ブラインドか否かでなぜ試聴評価が変わるのか?

  • スピーカの物理特性と聴感の関係​

​ほか、皆様のご提案でも結構です。

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参加費:無料 

お申込み: 

メールに以下を記載し nh.laboratory@gmail.com  にご送付下さい。

件名: ゴロク
本文: 1.氏名  2.連絡先メールアドレス

締め切り: 2022年10月12日(水) 15:00

 

お申込み手順と参加方法:

  • Zoomを始めて使う場合のみ、

  • ミーティング用Zoomクライアント)をインストールする。

   ご不明な点はヘルプセンター https://support.zoom.us/hc/ja をご参照ください。

  • Zoomの動作を確認する。 https://zoom.us/test

  • NHラボにメールで参加申込み

  • NHラボからZoom meetingのURLをメールで返信します。

  • 当日、URLをクリックするとZoom meetingに自動的に参加できます。(参加途中でスピーカ、マイクの簡単なチェックは必要です。)

 

お問い合わせ:NHラボ㈱ セミナー事務局 

    メール:nh.laboratory@gmail.com

    担当:高田

 

以上

図4.無響室前室_edited.jpg
図5.予測と実測の差.jpg
図7.12インチウーファの断面図.jpg

​今後のこん